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お知らせ

省エネ情報「冷蔵庫の節電」

みなさんは冷蔵庫の節電について考えたことがありますか?
冷蔵庫の消費電力は家庭の中で14.2%を占めると言われています。毎日動き続けているからこそ少しの工夫でも節電の効果は大きく期待できます。今回は冷蔵庫のすぐできる節電方法や、買い替えの際のポイントをご紹介します。

出典:全国地球温暖化防止活動促進センター / 資源エネルギー庁平成22年度省エネルギー政策分析調査事業「家庭におけるエネルギー消費実態について」

目次

1.今日からできる!冷蔵庫の節電方法

  節電方法その① 詰め込み過ぎないゆとりが大事

  節電方法その② 開けている時間は短めに

  節電方法その③ 冷やしすぎにご注意

2.冷蔵庫選びのポイント

  ポイントその① 買い替えたらどれくらい省エネ?

  ポイントその② 大きい方が省エネ?

  ポイントその③ 設置場所も重要

1.今日からできる!冷蔵庫の節電方法

節電方法その① 詰め込み過ぎないゆとりが大事


冷蔵庫に入れっぱなしで忘れているものはありませんか?ものを詰め込みすぎると庫内を冷やすのに大きな電力が必要になります。これは冷気が循環しづらく、冷却効果が下がってしまうためと考えられます。経済産業省資源エネルギー庁によると、ゆとりをもって使用した場合、年間で43.48kWhの省エネになるとされています。*1 
できるだけ冷蔵庫の中は整理して、まとめ買いの際は冷気の吹き出し口をふさがないようにして入れるなど工夫してみてください。逆に冷凍庫はある程度物を詰め込んだ方が、お互いが保冷剤のような役割を果たすため効率よく冷やすことができると言われています。こちらも整理しておけば、たくさん入れても取り出す際に時間がかからなくて無駄がないですね。

節電方法その② 開けている時間は短めに


冷蔵庫の扉を開けているときは冷気が外に逃げていますので、なるべく開けている時間は短く、開閉の回数は少なくすることを心がけてみてください。扉を開けている時間を短くすることで、年間6.10kWh、開閉の回数を減らすことで10.40kWhの省エネとされています。*1 
冷蔵庫の中を整理しておけば、扉を開けっぱなしで中を探す時間も短くなるし、詰め込みも防ぐことができるのでダブルの節電効果が期待できますね。

節電方法その③ 冷やしすぎにご注意


冷蔵庫の設定を「強」から「中」にした場合、年間で節約できる電力は61.72kWhとされています(周囲温度22℃)。*1 
冬場など気温が低いときは設定を弱くしても十分に冷える場合もありますので、設定温度をチェックしてみてください。

*1 経済産業省資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」

2.冷蔵庫選びのポイント

冷蔵庫の省エネ性能は年々進化しています。古い冷蔵庫とくらべるとその差は歴然!では、どんな冷蔵庫を選んだらどれくらい節電できるのでしょうか。ここからは冷蔵庫選びのポイントをご紹介します。

ポイントその① 買い替えたらどれくらい省エネ?


新しい冷蔵庫は省エネ機能が充実しているものが多いのに加えて、長年使っている冷蔵庫は冷却機能が低下して消費電力が大きくなっていることがあるので、買い替えによって消費電力を大幅に削減できることがあります。10年前の製品と比較するとなんと約37~43%も消費電力を削減できることがあるんです。*2 
また、冷蔵庫には「統一省エネラベル」が表示されています。これを見れば国が定める省エネ基準を達成しているかどうかがわかります。年間の目安電気料金も表示されているので、冷蔵庫を選ぶ際の参考にしてみてください。

*2 省エネ製品買い替えナビゲーション「しんきゅうさん」

統一省エネラベル▼

Ⓐ市場における製品の省エネ性能を評価し、5.0~1.0の41段階で表示しています。

Ⓑ目標年度2021年度の省エネ基準の達成状況を示すマークです。

  達成率が100%以上の場合:緑色
  達成率が100%未満の場合:オレンジ色

Ⓒ省エネ基準をどの程度達成しているかを%で表示しています。冷却方式、定格内容積等が同じならば、省エネ基準達成率が高いほど省エネ性に優れています。

Ⓓ電気冷蔵庫をJISで規定された測定方法で使用したときの1年間に消費する電力量です。

Ⓔ電気冷蔵庫の平均的な使用実態等(周囲温度32℃及び16℃、冷蔵室及び冷凍室への食品の代替となる水の投入等)を基準に算出した年間消費電力量(kWh/年)に27(円/kWh)を乗じたものです。 *3

*3 経済産業省資源エネルギー庁「統一省エネラベルが変わりました」

ポイントその② 大きい方が省エネ?


「大きい冷蔵庫がほしいけど、電気代が高くなりそう、、」そう思ったことはありませんか?
実際どれくらい違うのか、新しいタイプの冷蔵庫の容量と消費電力をみてみましょう。

※主要家電メーカー2021年以降発売、省エネ基準達成率100%以上の機種を対象に調査

上の表は冷蔵庫の容量ごとに主要家電メーカーのカタログに記載されている年間消費電力の平均を算出したものです。これを見ると400Lより大きい方が消費電力が少ないことがわかります。最近の大型冷蔵庫は断熱材や省エネ機能が搭載されているものが多いので、容量に比例して消費電力が大きくなるとは限りません。
これはあくまで平均のデータですが、大きさで迷っている場合には「年間消費電力」も参考にしてみてください。

ポイントその③ 設置場所でも変わる消費電力


冷蔵庫は設置場所によって消費電力が違ってくることがあります。経済産業省資源エネルギー庁の資料によると、冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合では年間45.08kWh差のがうまれるとされています。*1
これは、周囲に隙間がないとうまく放熱できず冷蔵庫自体が熱くなり、その分冷却にパワーが必要になることが原因の一つと考えられます。カタログや取扱説明書に記載されている最小放熱スペースを参考になるべく壁から放して設置することをおすすめします。

いかがでしたでしょうか?24時間365日動いているからこそ見直してみると毎月の電気代に大きな違いが出てくるかもしれません。冷蔵庫など省エネ家電の購入で助成金やポイントを申請できる場合もありますので、買い替えを検討する際はチェックしてみましょう。(東京都の場合、東京ゼロエミポイントなど)


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