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「省エネルギー住宅」のススメ
みなさんは「省エネルギー住宅(省エネ住宅)」のことをご存知ですか?
「省エネルギー住宅」とは、高断熱で高気密、エネルギー消費が高効率な住宅のことを指します。国は1980年から「省エネルギー住宅」の目安として「省エネルギー基準」を設け、時代とともに改定しています。断熱性や気密性が低い住宅は暖房をつけても熱が外に逃げやすく、なかなか部屋が温まらないので電気代が高くなってしまうことがあるのに比べ、高断熱で高気密な「省エネルギー住宅」は冷暖房による消費電力を削減する効果が期待できるので電気代の節約につながります。さらに室内の温度差を小さくしたり、結露を防ぐなど嬉しい効果も。この記事では、そんなお得で快適な「省エネルギー住宅」についてご紹介します。
目次
メリットその① 光熱費が削減できる!
メリットその② 家族の健康を守る!
メリットその③ 快適!
窓の断熱その① DIYで断熱
窓の断熱その② リフォームで断熱
1.省エネ住宅のメリット
冒頭でもご紹介したとおり、「省エネルギー住宅」のポイントは高断熱、高気密(外皮性能)、高効率なエネルギー消費(一次エネルギー消費量)です。
これらの条件を満たした省エネ住宅にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
メリットその① 光熱費が削減できる!
東京をモデルに、省エネ住宅の光熱費を従来の住宅と比較してみると、その差は一目瞭然です。
[計算根拠] 計算モデルは事業主判断基準モデルを使用。光熱費シミュレーションは株式会社インテグラルのホームズ君「省エネ診断エキスパート」にて計算。建設地は 6 地域の東京都 23 区とする。それぞれの断熱仕様は、「これまでの住宅」は H4 年基準相当、「一般的な省エネ住宅」は H28 年基準相当。光熱費単価は、電気:26 円 /kWh、ガス:180 円 /㎥、灯油:100 円 /ℓにて計算。
家庭の光熱費のうち、冷暖房費は大きな割合を占めています。断熱性や気密性を高めて室温が外気の影響を受けにくくすることで光熱費の削減につながると考えられます。そしてその差は長く住み続けることでさらに大きくなります。
メリットその② 家族の健康を守る!
リビングは暖かいのに廊下やトイレは寒い、といった室内の急激な温度差は脳や心臓に大きな負担をかけます。特に高齢者の場合は大きな事故につながることも。
高断熱、高気密の住宅は室内の温度差が小さく、このような「ヒートショック」のリスクが低くなると言われています。
また、温度差が大きいと結露しやすいためカビやダニも発生しやすくなります。アレルギーや感染症の原因にもなるカビやダニを抑えるためにも断熱性、気密性は重要と言えます。
メリットその③ 快適!
断熱性や気密性が低いと足元だけ寒いとか冷房の利き方にムラがあるといった不快感が生じることがあります。これは人間が床や壁、天井の表面温度(輻射熱)を感じ取って体感温度に影響を与えるためと考えられます。断熱性を高めて室温と表面温度を近づけることが快適のポイントです。
2.省エネリフォームのポイントは「窓の断熱」
ここからは断熱性や気密性を高める具体的な方法についてご紹介します。
断熱性UPのポイントはズバリ「窓」です。下の図を見てもわかるとおり、熱がもっとも多く出入りするのは窓などの開口部です。
熱の出入りが多いということは、夏は窓からの日差しが暑くて冷房が効きにくい。冬は窓から熱が逃げてしまって暖房をつけてもなかなか部屋が温まらない、という状況を生み出す原因になります。省エネ住宅へのリフォームをする場合はまず窓の断熱をオススメします。
窓の断熱その① DIYで断熱
リフォームの工事は難しいという方におすすめなのがDIYによる断熱です。比較的お手軽にできるのでマンションにお住いの場合や、あまりお金をかけたくないという方にも試していただきたいです。
※マンションなど規約がある場合は事前にご確認ください。
窓用断熱シートを貼る
専用のシートをシールや水で窓に貼り付けます。厚みやデザインの種類が多いのでお部屋にあったものを選ぶことができます。
※表面に凹凸がある窓ガラスやワイヤー入りのガラスなど貼り付けに向かない窓もあるのでご注意ください。
断熱性の高いカーテンにする
断熱カーテンや断熱ブラインドに変えることで断熱効果を高めることができます。カーテンと床の隙間をなくすとより冷暖房効果が高まります。また、すだれなどを利用して夏の日差しを遮ると冷房効率UPにつながります。
隙間テープを貼る
サッシと窓枠の隙間を埋めることで気密性が高まり断熱効果が得られます。
断熱ボードを置く
窓に立てかけるだけで断熱できるので、マンションなどでも比較的使いやすくお手軽です。
窓の断熱その② リフォームで断熱
本格的に断熱するならリフォームがおすすめです。下のグラフは窓の断熱性能と冷暖房による消費電力の関係を表しています。横軸の「熱貫流率」とは“熱の伝わりやすさ”のことで、数値が小さいほど断熱性能が高いということになります。窓の断熱性能が高いと、特に暖房による消費電力の削減効果が大きいことがわかります。
それでは窓の断熱リフォームについて詳しく見ていきましょう。
※マンションなど規約がある場合は事前にご確認ください。
*年間の消費電力は各地域の電力会社の従量料金の第3段料金の平均値29円で算出しています
窓ガラスをリフォーム
複数のガラスを組み合わせて空気の層をつくる「複層ガラス」や、断熱、遮熱コーティングされた「Low-Eガラス」は従来の一枚ガラスに比べて熱が伝わりにくいため断熱効果が高まります。この2つを合わせた「Low-E複層ガラス」もありますので、予算や目的に合わせて選ぶことができます。
サッシもリフォーム
サッシには主に木製、金属製、樹脂製がありますが、もっとも断熱性に優れているのは樹脂製です。樹脂製のサッシにはアルミなどの金属性と比べて熱を伝えにくい性質があるからです。また、気密性も高いのですきま風の心配もありません。窓ガラスとサッシをあわせてリフォームすれば、より高い断熱効果が期待できます。
内窓の設置
内窓とは主に二重窓や二重サッシの内側の窓のことで、今ある窓の内側に内窓を設置でき、断熱性を高めることができます。さらに防音性能も高まるという嬉しい効果も。比較的工事が簡単なのもメリットです。
3.省エネリフォームの補助金をチェック!
このような省エネリフォームには補助金を活用できる場合がありますのでチェックしておきましょう。
子育てエコホーム支援事業
住宅に一定の省エネリフォーム等を行う場合に補助金が交付されます。
子育て世帯または若者夫婦世帯は補助上限が引き上げられる場合がありますので、リフォーム検討中の方はぜひチェックしてみてください。
※地域や工事内容によって補助対象が異なりますので、事前にご確認ください。
長期優良住宅化リフォーム補助金
「耐久性があり、地震に強く、省エネ性が高く、維持管理がしやすい」住宅にリフォームをする場合に交付される補助金です。
※リフォーム後に一定の性能を満たす必要がありますので、事前にご確認ください。
いかがでしたか?住まいの断熱によって電気代を節約して、夏も冬も快適で健康的な環境にすることができれば、おうちで過ごす時間がもっと楽しくなるかもしれませんね。国が運営する補助金制度も上手に活用しながら省エネ住宅を目指してみてはいかがでしょうか。
マイページから毎月の電気代と電気の使用量をチェック!
前年の同じ月と比較できます。電気代の節約にお役立てください。
みなさんは「省エネルギー住宅(省エネ住宅)」のことをご存知ですか?
「省エネルギー住宅」とは、高断熱で高気密、エネルギー消費が高効率な住宅のことを指します。国は1980年から「省エネルギー住宅」の目安として「省エネルギー基準」を設け、時代とともに改定しています。断熱性や気密性が低い住宅は暖房をつけても熱が外に逃げやすく、なかなか部屋が温まらないので電気代が高くなってしまうことがあるのに比べ、高断熱で高気密な「省エネルギー住宅」は冷暖房による消費電力を削減する効果が期待できるので電気代の節約につながります。さらに室内の温度差を小さくしたり、結露を防ぐなど嬉しい効果も。この記事では、そんなお得で快適な「省エネルギー住宅」についてご紹介します。
目次
メリットその① 光熱費が削減できる!
メリットその② 家族の健康を守る!
メリットその③ 快適!
窓の断熱その① DIYで断熱
窓の断熱その② リフォームで断熱
1.省エネ住宅のメリット
冒頭でもご紹介したとおり、「省エネルギー住宅」のポイントは高断熱、高気密(外皮性能)、高効率なエネルギー消費(一次エネルギー消費量)です。
これらの条件を満たした省エネ住宅にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
メリットその① 光熱費が削減できる!
東京をモデルに、省エネ住宅の光熱費を従来の住宅と比較してみると、その差は一目瞭然です。
[計算根拠] 計算モデルは事業主判断基準モデルを使用。光熱費シミュレーションは株式会社インテグラルのホームズ君「省エネ診断エキスパート」にて計算。建設地は 6 地域の東京都 23 区とする。それぞれの断熱仕様は、「これまでの住宅」は H4 年基準相当、「一般的な省エネ住宅」は H28 年基準相当。光熱費単価は、電気:26 円 /kWh、ガス:180 円 /㎥、灯油:100 円 /ℓにて計算。
家庭の光熱費のうち、冷暖房費は大きな割合を占めています。断熱性や気密性を高めて室温が外気の影響を受けにくくすることで光熱費の削減につながると考えられます。そしてその差は長く住み続けることでさらに大きくなります。
メリットその② 家族の健康を守る!
リビングは暖かいのに廊下やトイレは寒い、といった室内の急激な温度差は脳や心臓に大きな負担をかけます。特に高齢者の場合は大きな事故につながることも。
高断熱、高気密の住宅は室内の温度差が小さく、このような「ヒートショック」のリスクが低くなると言われています。
また、温度差が大きいと結露しやすいためカビやダニも発生しやすくなります。アレルギーや感染症の原因にもなるカビやダニを抑えるためにも断熱性、気密性は重要と言えます。
メリットその③ 快適!
断熱性や気密性が低いと足元だけ寒いとか冷房の利き方にムラがあるといった不快感が生じることがあります。これは人間が床や壁、天井の表面温度(輻射熱)を感じ取って体感温度に影響を与えるためと考えられます。断熱性を高めて室温と表面温度を近づけることが快適のポイントです。
2.省エネリフォームのポイントは「窓の断熱」
ここからは断熱性や気密性を高める具体的な方法についてご紹介します。
断熱性UPのポイントはズバリ「窓」です。下の図を見てもわかるとおり、熱がもっとも多く出入りするのは窓などの開口部です。
熱の出入りが多いということは、夏は窓からの日差しが暑くて冷房が効きにくい。冬は窓から熱が逃げてしまって暖房をつけてもなかなか部屋が温まらない、という状況を生み出す原因になります。省エネ住宅へのリフォームをする場合はまず窓の断熱をオススメします。
窓の断熱その① DIYで断熱
リフォームの工事は難しいという方におすすめなのがDIYによる断熱です。比較的お手軽にできるのでマンションにお住いの場合や、あまりお金をかけたくないという方にも試していただきたいです。
※マンションなど規約がある場合は事前にご確認ください。
窓用断熱シートを貼る
専用のシートをシールや水で窓に貼り付けます。厚みやデザインの種類が多いのでお部屋にあったものを選ぶことができます。
※表面に凹凸がある窓ガラスやワイヤー入りのガラスなど貼り付けに向かない窓もあるのでご注意ください。
断熱性の高いカーテンにする
断熱カーテンや断熱ブラインドに変えることで断熱効果を高めることができます。カーテンと床の隙間をなくすとより冷暖房効果が高まります。また、すだれなどを利用して夏の日差しを遮ると冷房効率UPにつながります。
隙間テープを貼る
サッシと窓枠の隙間を埋めることで気密性が高まり断熱効果が得られます。
断熱ボードを置く
窓に立てかけるだけで断熱できるので、マンションなどでも比較的使いやすくお手軽です。
窓の断熱その② リフォームで断熱
本格的に断熱するならリフォームがおすすめです。下のグラフは窓の断熱性能と冷暖房による消費電力の関係を表しています。横軸の「熱貫流率」とは“熱の伝わりやすさ”のことで、数値が小さいほど断熱性能が高いということになります。窓の断熱性能が高いと、特に暖房による消費電力の削減効果が大きいことがわかります。
それでは窓の断熱リフォームについて詳しく見ていきましょう。
※マンションなど規約がある場合は事前にご確認ください。
*年間の消費電力は各地域の電力会社の従量料金の第3段料金の平均値29円で算出しています
窓ガラスをリフォーム
複数のガラスを組み合わせて空気の層をつくる「複層ガラス」や、断熱、遮熱コーティングされた「Low-Eガラス」は従来の一枚ガラスに比べて熱が伝わりにくいため断熱効果が高まります。この2つを合わせた「Low-E複層ガラス」もありますので、予算や目的に合わせて選ぶことができます。
サッシもリフォーム
サッシには主に木製、金属製、樹脂製がありますが、もっとも断熱性に優れているのは樹脂製です。樹脂製のサッシにはアルミなどの金属性と比べて熱を伝えにくい性質があるからです。また、気密性も高いのですきま風の心配もありません。窓ガラスとサッシをあわせてリフォームすれば、より高い断熱効果が期待できます。
内窓の設置
内窓とは主に二重窓や二重サッシの内側の窓のことで、今ある窓の内側に内窓を設置でき、断熱性を高めることができます。さらに防音性能も高まるという嬉しい効果も。比較的工事が簡単なのもメリットです。
3.省エネリフォームの補助金をチェック!
このような省エネリフォームには補助金を活用できる場合がありますのでチェックしておきましょう。
子育てエコホーム支援事業
住宅に一定の省エネリフォーム等を行う場合に補助金が交付されます。
子育て世帯または若者夫婦世帯は補助上限が引き上げられる場合がありますので、リフォーム検討中の方はぜひチェックしてみてください。
※地域や工事内容によって補助対象が異なりますので、事前にご確認ください。
長期優良住宅化リフォーム補助金
「耐久性があり、地震に強く、省エネ性が高く、維持管理がしやすい」住宅にリフォームをする場合に交付される補助金です。
※リフォーム後に一定の性能を満たす必要がありますので、事前にご確認ください。
いかがでしたか?住まいの断熱によって電気代を節約して、夏も冬も快適で健康的な環境にすることができれば、おうちで過ごす時間がもっと楽しくなるかもしれませんね。国が運営する補助金制度も上手に活用しながら省エネ住宅を目指してみてはいかがでしょうか。
マイページから毎月の電気代と電気の使用量をチェック!
前年の同じ月と比較できます。電気代の節約にお役立てください。